石垣島4時間、土砂降りの先に見た「経営のレモネード」
- NITO
- 2 日前
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皆さま、こんにちは。行政書士のトニーこと、二藤太地です。 いつもブログをご覧いただきありがとうございます。 このブログでは、経営支援の現場で感じた気づきを、他の専門家の先生方や経営者の皆さまと共有できたらと思っています。
先日、認定経営革新等支援機関としての視察を兼ね、石垣島へ日帰り取材に行ってまいりました。滞在時間はわずか4時間。分刻みのスケジュールを組み、羽田空港の搭乗ゲートでもPCを叩きながら、伝統と革新を両立させる「両利きの経営(Ambidexterity)」という理論をどうお伝えするか、緻密な構成案を練り上げて搭乗しました。
……しかし、石垣空港に降り立った私を待っていたのは、計画をあざ笑うかのような雨。時折、飛行機の窓に音をたててぶつかりくる雨粒に、当初予定していた屋外ロケは「あぁ…これ無理だな」と思わされる現実に直面しました。

計画の崩壊と「プランB」への即時転換
ビジネスにおいても、完璧な事業計画が予期せぬ外部要因で揺らぐことは珍しくありません。ここで大切なのは、計画に固執して立ち止まるのではなく、「今あるリソースで何ができるか」を即座に判断することです。
私はすぐさまプランBを発動し、雨を凌げる日本最南端のドン・キホーテへと向かいました。店内の撮影禁止という制約下でも、地域特有のニーズや流通の最前線を肌で感じ、そこで「日本最南端のキムチ」という、当初の予定にはなかった面白い収穫を得ることができました。 (キムチにカクテキ、モズクキムチを購入し、ビニールとジップロックで厳重に梱包し、匂い漏れなく持ち帰りました。)
その後、奇跡的に雨が上がった一瞬を突き、白保集落へ。お目当ての店が行列であれば、迷わず代替案として準備していた別のお店「英(はなぶさ)」さんへ舵を切りました。
14時27分のバスを逃せば、国内線フライト1時間以上前に余裕をもって空港に到着する、という自分との約束が危ぶまれる中、「時間という有限な資産」を最優先した結果、素晴らしい八重山そばとの出会いに恵まれました。
次は英さん自慢の「カレーそば」をいただくのが楽しみです!
偶然を資産に変える「レモネードの原則」
白保の海岸で遠くの波音を聞きながら、私は確信しました。今回体験したのは、当初の「両利きの経営」を超えた、もう一つの重要な経営理論。
それが「レモネードの原則」です。
アメリカの著名な著述家、D.カーネギーの言葉で、
「人生がレモン(酸っぱい不運)をくれたなら、それで甘いレモネードを作ればいい」
という言葉があります。
成功する起業家は、不運を予測して嘆くのではなく、起きた予期せぬ事態を新しい資源(リソース)として活用します。 ※なお、カーネギー以前に、J.ローゼンウォルドが述べたという記録もあります。
雨が降ったからこそ、普段行かない場所へ行き、行列を避けたからこそ、新しい味に出会えた。緻密な計画と柔軟な思考があったからこそ、トラブルの際にも冷静に「次の一手」を選択できたのです。
不運さえも最高のシナリオの一部に変えてしまう。こういったしたたかさのようなものが、変化の激しい現代経営において、私たちが苦難を乗り越えるヒントではないかと思います。
専門家のワンポイント
リスク管理としての「代替案(プランB)」の価値
経営において「計画通りにいかないこと」はリスクではなく「前提」です。
特に補助金申請や事業承継などの重要な局面では、一つの道が閉ざされた瞬間に思考停止に陥るのが最大の危機といえます。
航空業界では、目的地が天候不良で着陸できない場合に備え、必ず「代替空港(オルタネート)」を設定します。経営も同じです。
「もしこれがダメなら、このルートで行く」という代替案を常に持っておくこと。
この「心の余白」と「事前の準備」こそが、経営者の皆さまがどこまでも自由に、軽やかに挑戦し続けるための「安全装置」となります。
最後までお読みいただき、ありがとうございます!
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