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顧客接点における声掛けの真価—「いらっしゃいませ」の奥にあるもの[所長の経営コラム]

  • 執筆者の写真: NITO
    NITO
  • 9 時間前
  • 読了時間: 5分

皆様、こんにちは。千葉市の心行政書士亊務所・認定支援機関の代表、二藤太地です。 …先ほどまでSEOの成果確認をしておりましたため、”いかにも”な書き出しとなってしまいました。大変申し訳ございません。

さて、大変ありがたいことに、遠方のお客様からのお声がけも多く頂戴し、足を運びながら経営課題に伴走する日々です。

ですが、時には地元で日用品の買い出しに出かけるなど、穏やかな時間も大切にしています。そんな何気ない日常のひとコマにこそ、企業価値を高める大切なヒントが隠れていました。


本日は、現場での「声掛け」について感じたことを綴ります。


家具販売店であいさつをする女性定員と代表二藤

■ 大型専門店で触れた、体温のある「いらっしゃいませ」

先日、日用品の買い出しのために、ある大型インテリア専門店へ足を運びました。平日の午前中ということもあり、店内は比較的落ち着いた雰囲気だったのですが、入店してすぐにハッとさせられる出来事がありました。


すれ違う従業員の皆様はもちろんのこと、棚の整理や品出しなど、手元の作業に集中されている方々までもが、私が入店したことに気づくと、わざわざこちらへ顔を向け、「いらっしゃいませ、こんにちは」と明るく声をかけてくださったのです。


その振る舞いには、単なる業務的な挨拶を超えた「あなたを歓迎しています」という確かな温もりがありました。見知らぬ空間に入っていく時のほんの少しの緊張感がふっと解け、大きな安心感に包まれたことを覚えています。



■ 「あえて声をかけない」というホスピタリティ


一方で、接客における「声掛け」の正解は、決して一つではないとも感じます。


例えば、ビジネスウェアを扱う専門店などでは、あえて積極的なお声掛けを控えるケースも珍しくありません。お客様が「じっくり自分のペースで選びたい」「声をかけられると買わなければいけない気がして身構えてしまう」という心理的障壁を抱きやすい性質の商品だからこそ、適度な距離感を保つことが最大のホスピタリティとなるからです。


どちらが優れているという話ではなく、自社のサービスやお客様の心理をどう捉えるかによって、取るべきアプローチは柔軟に変化していくものなのでしょう。



■ 声掛けは、空間の安全を守る「アンテナ」


ただ、「声をかける」という行為には、顧客に安心感を与える以上の、もう一つの重要な側面があると考えています。


かつて私が従事していた、数百名のお客様を限られた空間でお迎えする現場でのことです。私はよく、通路の中央付近に立ち、お越しになるお一人おひとりと目を合わせ、「おはようございます」「こんにちは」とご挨拶を交わしていました。


もちろん、一番の目的は笑顔でお客様を歓迎し、くつろいでいただくためです。しかし同時に、ほんのわずかな時間のアイコンタクトや声のトーンから、その日の体調が優れない方はいらっしゃらないか、あるいは空間の安全を脅かすような微細な機微や違和感はないか、ということを瞬時に察知する「アンテナ」としての役割も担っていました。


声掛けとは、一方的な発信ではなく、お客様の今の状態を測り、対話の糸口を掴むための繊細なコミュニケーションの始まりです。挨拶を交わすことで空間の空気が整い、未然にトラブルを防ぐことにも繋がっていく。あの日、インテリア専門店の方々が作業の手を止めてまで私に向けてくださった「こんにちは」にも、きっとそのような空間全体を安全に、そして心地よく保とうとする高い意識が宿っていたのだと思います。



【専門家のワンポイント】


経営学の分野には、「サービス・プロフィット・チェーン(SPC)」という考え方があります。これは、従業員の働きやすさや満足度がサービスの質を高め、それが結果として顧客の感動を生み、企業の成長に繋がっていくという連鎖を示す理論です。


従業員の方々が作業の手を止め、自然に周囲を見渡す余裕を持って声掛けができる状態は、まさにこの良好なサイクルが回っている証拠と言えます。

経営視点で見れば、こうした質の高いオペレーションは一朝一夕に実現できるものではありません。現場のスタッフが働きやすく、心に余裕を持てる環境(バックオフィスの効率化や、IT導入による業務負担の軽減など)を整えることが、結果的にお客様への最高の「いらっしゃいませ」へと還元されていきます。


さらに、サービス業や観光業の現場では、ITツールなどの「仕組み」と、スタッフの接客力やモチベーションという「人」の両輪が成果を大きく左右します。補助金等の制度を上手に活用して設備を整えることと並行して、現場の顧客体験(CX)を高める視点を持つことが、企業価値を支える重要なテーマとなります。

自社の強みをどう顧客接点に活かし、現場のおもてなし力をどう磨いていくか。その土台づくりから、ぜひ一緒に紐解いていきましょう。



最後までお読みいただき、ありがとうございます!

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